20. 『年齢差別 - 仕事の場で何が起きているのか』(著:玄幡まみ、出版:岩波書店) [経済]

昨日(7 月 6 日)は、夜 7 時から、新宿紀伊国屋ホールで行われた、経済評論家、勝間和代さんのトークショーに行ってきました。とても面白かったです。僕ももっと頑張らねば、と知的刺激を受けて帰ってきました。勝間さん、サイゼリアのファンで、月に一度は通ってるんですって。あれだけ有名になっても、そういう庶民なところが好きです(サイゼリアって、確かに、安くておいしいですよね!ピザを頼むのはちと怖いけど[笑])。

さて、家に帰ってから本書をさくっと読みましたが、年齢差別をする企業って、いまだに多いんですよ!本書が書かれたのは 4 年前ですが、現実は全然変わっていない気がします。

例えば、求人サイトをみても、差別は本来禁止されているはずなのに、「長期雇用によるキャリア育成を目的とするため、応募資格は 35 歳くらいまで」とか、平気で(!)書いている企業っていまだにあります。「長期雇用」ならば、家庭を抱えた中高年のほうが、むしろ辞める確率は小さいはずです(笑)。それほど露骨じゃなくても、実際に電話をかけてみると、「うちは 20 代くらいの女性がいいんですよ」とか本音が出ちゃったりする企業もあります(どうやら、英文事務とか営業「支援」というのは女性がやるものだ、といまだに思っているらしい)。

35 歳以上(特に男)は、死ねってことかな~?(怒)。

事実、日本の自殺率はとても高く、アメリカ合衆国の 2 倍、イギリスの 3 倍です。毎日、日本では 90 人もの人たちが自殺しています。未遂者の数をその 10 倍と仮定すると、毎日 1,000 人近くもの人が自殺を図っていることになります。そして、自殺者の約 1/4 は、「経済・生活問題」が動機だったそうです。それは、40~50 代の自殺者の動機のトップでもあります。

考えると気分が暗くなるけれど、目をそらすわけにもいかない、今の日本の社会の現実です。

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