213. 『カラマーゾフの兄弟 (上)』 (出版: 新潮社、著: ドストエフスキー、訳: 原卓也) [その他]

全体 (新潮文庫では、上中下巻の 3 つに分かれています) の 1/​3 を読みました。

父から、「特に最初の部分は色んな登場人物が出てきて、人間関係をきちんと整理しながら読まないと、話がこんがらがって何言ってるかわからなくなるぞ」っておどされていました。また、芥川賞作家の金原ひとみさんも、最初の部分が読みづらく読み通すのに何か月もかかった、と評されていたのをどこかで読みました。それで恐るおそる読み始めたのですが・・・

意外に読みやすいじゃん! というのが正直な感想 (笑)。マルクスの資本論やフロイトの夢判断は、おそらく訳のせいもあって何言ってるのかほとんどわからなかったのですが (あれは、ぜひ訳しなおしてほしいなぁ!)、こちらはとてもこなれた訳で、たしかに色んな登場人物はいるけれど、今のところスイスイと楽しみな​がら読めています (ただし、理解できてるかどーかは別問題。笑)。

中巻に進むのが楽しみです。


nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

メモリーシェル

ロシア文学、しかもドフトエフスキーは難解かも。スラスラ読めるなんてすごいですね。私は「罪と罰」をよんだことがありますが、。途中で挫折したりで、トライ2回目にして最後までいきました。「カマラーゾフの兄弟」も昔読みましたが、内容はすっかり忘れてしまいました。「ブッテンブローク家の人々」もよみましたが、、。私の場合、マラソンのように一応”最後まで読んだで賞”という満足感のために読んだような気がします。続きが楽しみですね。
by メモリーシェル (2012-03-04 11:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。