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225. 『最後の息子』(著: 吉田修一、出版: 文藝春秋) [その他]

ANA の機内誌の連載小説を目にしてから気になっていた吉田修一さんですが、まとまった本を読んだことがなかったので読んでみました。

特にぐっとくるところはなかったなぁ。そこいら辺にころがってそうな、なにか特別性があるわけではない、one of them な人たちの日常の断片を描写しているのですが、だから何? という感じ。

速読の練習で使用したのも関係しているかもしれません。アマゾンの書評などを読むと、吉田さんはディテール描写がすごい作家さんらしいのですが、速読はディテールを味わうのには向いていませんから。。。

とはいえ、話の幹は追えてるわけで、やはり幹の部分で何かもう一つ、ひねりというか、盛り上がりが欲しかったとは思います。

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224. 『変身』(著: カフカ、訳: 高橋義孝、出版: 新潮社) [その他]

あまりにも有名の小説なので、読まれた方も多いと思いますが (短くて簡単に読めるし)、通して読んだのは、私は初めてでした。

変身した結果が巨大な褐色の虫なので、ちょっと暗い感じをこの小説にもたらしていますが、もしゴマフアザラシだったりペンギンだったりリスだったりしたら、もうちょっと明るいトーンになってたよね、きっと。



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221. 『Etiquette Guide to Japan』(著: Boye Lafayette De Mente、出版: Tuttle Publishing) [その他]

日本人のマナーを英語で海外に紹介した本。「お先に失礼します」「いただきます」「お疲れ様でした」など、普段日本人が何気なく使っている言葉ですが、英語にはしにくい言葉かもしれません。こういった言葉の意味や背景などを説明しています。あとは、結婚式やお葬式ではいくら包むのがよい、などの知識も説明しています。

日本人の私にとって特に新しい知識はありませんでしたが、概念が理解できているのと、平易な英語で書かれているため、英語ですがすらすらと読むことができました。



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218. 『たびまる 箱根』(出版: 昭文社) [その他]

先週末の土日、箱根に行ってきました。宿は、箱根湯本の「寿司の宿 慧照」さん。箱根湯本駅から徒歩 15 分くらいです。駅から宿へ向かう道のりには、途中、清流が流れていたり、お寺さんがあったり、(きっとマイナスイオンたっぷりの) 滝があったり、ウグイスが鳴いていたりと、目と耳を楽しませ、心を癒しながらのんびりと歩くことができます (ただし、坂道が多いのでご年配の方には少々きついかも)。

宿は料金も良心的だし、お湯もお食事もすばらしい、大満足の旅館でした。お寿司の板前さんがいらっしゃるので、おいしいお寿司が夕食にいただけますよ!お風呂も、バブルバスがあったり、露天風呂があったりと楽しめます。宿のホームページの URL を以下に貼ります。
http://www5.ocn.ne.jp/~cosin/index.html

彫刻の森美術館を 10 年ぶりくらいに訪れました。ピカソの作品はいつ見ても、遊び心と童心に溢れた大胆なデザインに心惹かれます。

硫黄臭と白煙の漂う大涌谷にも行きました。大迫力でした。



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217. 『印刷発注のための実務知識』(著: 小林茂樹、出版: 同文館出版) [その他]

仕事で印刷に関する知識を付ける必要が生じ読んでみました。

新宿東口の紀伊国屋書店で「印刷」をキーワードに本を探したのですが、値段も内容もいろいろとあるなかで、この本が値段 (1,800 円) 的にも、内容的にも (基本的なツボが一通り解説してあると感じました)、サイズ的にも手ごろだと思いました。

印刷と言えば、印刷会社で胆管癌の発生率が異常に高いことが最近騒がれていますが、現場で働く方たちは本当に命がけの仕事だと思います。少しでも早く状況が改善されることを祈るばかりです。


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215. 『カラマーゾフの兄弟 (下)』(出版: 新潮社、著: ドストエフスキー、訳: 原卓也) [その他]

3 巻そろって約 2,000 ページ (各巻 700 ページ近く)、読み切りましたよ![手(チョキ)]

まず、自分が読み切ったこと自体に感動してしまう、底の浅い僕。[わーい(嬉しい顔)]

でも、よかったです、この小説。世界最高峰との噂は嘘でないと思います。世間で言われるほど読みづらくはありませんでした。信仰心や人類愛についての記述が全編を貫いており、とくに人類愛については僕自身、非常に興味のあるテーマなので、飽きることはありませんでした。

下巻も、ミーチャの裁判 (父親殺しの嫌疑に対する) の様子 (とくに被告の弁護士による弁論の部分) がとても感動的でしたし (ぐぐっと来たぜ!)、また、終わり方 (アリョーシャの、少年たちに対する、愛に満ちた呼びかけ) も素晴らしかったです。私のつたない文章力ではとてもこの広大な小説の魅力を伝えきれないので、未読の方には、ぜひ一読をお勧めしたいです。

また 5 年後くらいに再チャレンジしてみたい小説です。



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214. 『カラマーゾフの兄弟 (中)』(出版: 新潮社、著: ドストエフスキー、訳: 原 卓也) [その他]

父親 (フォードル) 殺しの嫌疑をかけられた長男ドミートリィ (愛称ミーチャ)。荒々しい性格なのだろうけれど、実に高潔で魅力深い人物に描かれており、僕はむしろ親しみさえ感じてしまった。

主人公は弟のアリョーシャのはずだけど、中巻の後半にはほとんど登場せず、ミーチャの独擅場。「事件」に至るまでの彼の心理描写が素晴らしく、僕が親しみを感じずにはいられなくなった所以はここにある。悪い奴なんだけど、どこか憎めないんですよ・・・。

そのミーチャ自身が告白しているように、僕は、彼は父親を殺していないと思うし、そう願いたい。が、真相はいかに・・・。

わくわくしながら最終巻へ突入です。


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