215. 『カラマーゾフの兄弟 (下)』(出版: 新潮社、著: ドストエフスキー、訳: 原卓也) [その他]

3 巻そろって約 2,000 ページ (各巻 700 ページ近く)、読み切りましたよ![手(チョキ)]

まず、自分が読み切ったこと自体に感動してしまう、底の浅い僕。[わーい(嬉しい顔)]

でも、よかったです、この小説。世界最高峰との噂は嘘でないと思います。世間で言われるほど読みづらくはありませんでした。信仰心や人類愛についての記述が全編を貫いており、とくに人類愛については僕自身、非常に興味のあるテーマなので、飽きることはありませんでした。

下巻も、ミーチャの裁判 (父親殺しの嫌疑に対する) の様子 (とくに被告の弁護士による弁論の部分) がとても感動的でしたし (ぐぐっと来たぜ!)、また、終わり方 (アリョーシャの、少年たちに対する、愛に満ちた呼びかけ) も素晴らしかったです。私のつたない文章力ではとてもこの広大な小説の魅力を伝えきれないので、未読の方には、ぜひ一読をお勧めしたいです。

また 5 年後くらいに再チャレンジしてみたい小説です。



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コメント 4

メモリーシェル

とうとう読み切ったのですね。2000 ページは凄いなー。楽しみながら、興味を持ち続けて読まれたとは、、。きっと心の栄養になったことでしょう。あまりにも有名な古典に、あら、読める!?と驚く気持ち解ります。得したようなきがして、意外ですよね。これからも、読書続けて下さいね。
by メモリーシェル (2012-05-09 22:42) 

メモリーシェル

それにしても、ロシア文学はどうしてこんなに重たいテーマを書くのでしょうか?ロシア語はかなり難しいそうです。大学で私は中国語をとっていましたが、ひとクラスでロシア語専攻の学生も一緒でかなり大変そうでした。寒い土地では、深く深く物事を考えるのでしょうか?南国では、みんなにこにこしているのにね。
by メモリーシェル (2012-05-10 22:37) 

メモリーシェル

読みはじめました。軽々しいコメントをした自分が恥ずかしいです。まだ(上)ですが、素晴らしいの一言。特に、ゾシマ長老などの発言のキリスト教的教え、解釈。私がまさに欲していたものに限りなく近い記述です。時間はかかるでしょうが、じっくり読んでみます。
by メモリーシェル (2012-06-03 13:15) 

メモリーシェル

読み始めてキリスト教的に理想の状況に感動していましたが、読み進めているうちに、登場人物の感情の様々な描写をよみ、尊敬しようとしていたゾシマ長老さえ批判され、さすがこの人間模様はこの先いかにという状況にいきつきました。いちおう今のうちはアリョーシャが素直でいいですが、。この先どうなっていくか興味しんしんです。しばらくは必死に読みます。
by メモリーシェル (2012-06-06 06:47) 

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